12月9日をもちまして「和のしつらえ 三人展」の会期を終えました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
コロナ禍のなかでの開催となりましたが、ご来場者、関係者にお気遣いとご協力のもとで行えたこと、ありがたく思っております。
昨年の冬に佐藤さんからお誘いを頂き、spaceWazoさんへと打ち合わせにお伺いしてから一年、なんだかあっという間に感じています。
wazoさんのゆったりとした空気の中、ご来場のみなさんが真摯にご覧いただいている様子が本当に嬉しい時間になりました。富士宮へ通うなかで、日に日にwazoさんの持っている間のある空気を感じるようになっていきました。お手にいて頂いたものが、暮らしの中でゆったりとした空気と結びついてくれると嬉しいなあと思っています。
今回は僕にとっては背伸びをした展示だったと振り返っています。空間やお二人の作品との調和を意識していくなかで、やはり体裁を気にしすぎてしまったのかなとも感じています。それでも、関係者の方々のおかげさまで、今まで触れることのなかった世界や、みることのできなかった景色を見せていただき、貴重な経験となりました。
終わってみれば大切なのは、やはり木との向き合い方だったのかなと、会期中の先輩方のお話からも感じています。自分が大切にしたいこともそう、もっと自由で自然でいいのではないかと思います。
佐藤さんを隣でみながら、つくづく思うのは本気の人だということ。
そして本気は様々な人を、気持ちを動かすんだなあ、伝わるのだなあと実感しています。僕の本気は人を動かす力はなくとも、きっとそういう気持ちには本気で応えられるようにありたいと思います。
ご一緒できてよかったです。
日課の早朝散歩に出かけると、いつもよりゆっくりと歩いていました。落ち着こう落ち着こうとは思っていたけれど、知らぬ間に早足で先へ先へと進もうとしていたんだなあ。
一歩一歩、地に足をつけて歩いていこうと思います。