仕入れと切り替えと

なんだかんだで一月も終わりが見えてきてしまった。冬の景色に重なるように、目に見えて変化は少ないけれど、じっくりと進んでいけるといいなと思いながら過ごしている。

ここ最近は普段は避けがちな節や入り皮などの少し癖のある木から形にしてみようと思って格闘していた。それはやっぱりあたりまえに手がかかることで、どうしてもそれぞれで工夫したりすんなりいかないことが多くなった。じっくりと向き合って、無駄にしないでものにできたときは気持ちいいのだけれど。

そればかりも少し窮屈に感じて仕入れに出かけた。

道すがら結氷した精進湖や富士山を眺めて、吉田のうどんも食べていい切り替えになった。

手にした材料に応えられるように、また気持ちを新たにして向き合いたいと思う。