模様

籠り暮らしの影響か空を見ることが多くなったと感じるが、ここのところは不安定な空模様に、心を痛めながら空を見る日々だった。ここでも、夜中激しい雨音に目を覚まして、被災地ではよほどの不安の中で過ごされている方もおられるのだろうと想ったりもした。不安や心配は抱えながらでも、どうか心休まる日々が訪れるようにと願います。

こんな雨音の中では、どうしてもより内向きになっていく時間が多かったけど、一つ一つ形にしていくことはできたように思う。

形をイメージしながら内側を刳っていき、見当が付いてきたら外側を削っていく、手に取る道具が変わりながら、次第に木目が現れてくるにつれ木屑も小さくなってくる。

正直やってみないと出来上がりが想像できないことも多く、内と外を行き来する中で、なんとなく違和感なくなってくる感じだ。やってみる事で、実感することや、わかったようなことがあると思っているけれど、思わぬことや、わかったつもりや、わからないことが圧倒的に多いなあと毎回感じる。こんな感じでいいのかなあと思いながらも、それでもなんとなくでも偶然のようでも形になっていくことが嬉しいんだなあ。面白いなあと思う。