もつべきものは

子供達が選んだ b.チェリー材のデスク

大学時代の友人がデスクを注文してくれました。
小学校に入学した、3姉妹の真ん中の子にと頂いた話でしたが、
タイミングなどを考えるなかで、下の子にも一緒にと作らせて頂きました。
勉強机はあまり使わなかったなあと自分のことを思い出しました。
宿題は主に食卓で、自然に人がいるところが安心したのかもしれません。
そんな風に、たとえ今はあまり使わなくても、
大人になっても使えるものにしようと思って作ったデスクです。
友人の「なるべくシンプルなものを」とのご依頼にも、
そんな願いが込められているように感じました。
大学を出て家具作りを志し、修行に9年、
山梨に戻り独立してから、ずっと、いつかは頼みたいといってくれていた友人。
本当にその気持ちがありがたいのでした。
その気持ちに何かを返せたのかなと、思うところはありますが、
その後、子供達が自分の場所ができて嬉しそうだと送ってくれた様子を見て
本当に良かったなあと思いました。
これからの暮らしの中で、記憶や思い出に残ったり、
その時々を思い出したりと、積み重なっていくものと時間が楽しみになりました。
本当にこれからですね。
ありがとうございました。