出発前夜

ここ1週間は1日が本当に短かく感じた。
そんな訳でいよいよ千葉へ発つ出発前夜、まだ荷造りは終わっていないけれど
やれることはもうほぼなく、
あとできることは忘れ物をしない事、体調を整える事くらいかな。
静かに期待と不安を感じていて、いつものように不安が勝っている感じです。
工房からの風http://www.kouboukaranokaze.jp/cia/という展覧会は
言葉をとても大切にしている催しで、僕自身も稲垣さんや作家の方々とお会いした時に
話していることばにとても刺激を受けた。
出展の場に立つ作家がとてもいい顔をしているということを聞いた時、
内心ドキッとしたこと、それは、これまでの準備期間でもずっと頭の中にあったことだった。
いろんな場に出ていくようになって、これまでそんな風に立って入られたことはなかったし、
実際心が折れそうになることも多かった。
そんな場の中でも、とても自然に生き生きと立っている人とご一緒するたび、
一本筋が通っていてとても魅力的に感じた。
ある場でそんな方と話している時に、この人は信じているんだと気付いた。
ものを、人を、自分を、信じていると思った。
作家紹介のdirector’s voiceというページで稲垣さんに書いていただいた事は、
まさにそんな事を言われているようで、ど真ん中でした。
これまでの準備期間は、自分を信じ、そして同時に疑う、揺れることを繰り返した、
そんな過程だったけれど
せめて最後は、信じて、伝えたいと思う。