7月4日よりヒナタノオトさんのオンラインであるソラノノオトにて展示がはじまります。https://hinata-note-online.com。
新型コロナウイルスの影響で、春に出展予定だったイベントなどの中止が決まりぽっかりとうまれた時間を、ここは切り替えて、少し腰を据えて、思考したり、手を動かしてみようと過ごしていた時期にお話を頂きました。こういう時間はどうしても目に見えて形にはならないもので、悶々としがちですが、世の中の状況と相まって、頭はぐるぐるとしていました。
展示という舞台を頂き、準備を進めていくにつれて、少し先の目標に向け、自然と目の前に集中するようになっていきました。思考する時間と集中する時間を経て、あらためて手を動かす時間が、日常や、世の中からどこか切り離されたようにあるということに恵みを感じた日々でした。
今までのあたりまえが変化をせざるを得ないなか、変わらずに自分が作り続けられることはありがたいことで、変化をしながらも発表の場があり続けるということに力を頂いているなあと思います。
社会と上手に繋がれないのは変わらないのだけれど、上手でなくても気持ちが通う瞬間や、気づきをいただく瞬間があるということ、そういう出会いや実感のある場に立てることで作り続けていけるのだと思います。これまでと同じようにつくることに懸命なのはあたりまえだけれど、これまで以上に、その場に向けた姿勢を問われているようにも感じています。
はじめてのオンラインでの展示会ですが、ご覧いただく皆さんとっても、ものとの出会いを感じる機会となれば何より嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。