ひとつき

早いものでひかりが逝ってからひと月。

記念日のない我が家も、亡くした日のことはなんだかいつまでも覚えているのだろう。

さすがに猫を見るのにも、胸が痛んだ。でも可愛いものはかわいい、こればかりはしょうがない。

ここのところは、日々成長し、変わりゆく植物の姿に励まされていた。

友人から小包が届き、開けてこれは!と並べて置いた。まるで根と蝋燭の模様が重なったように見えて嬉しくなった。どちらも知り合いが作ったものが響き合っているようで。

気持ちを向ける先があるということはとてもありがたいことだ。でも実はそれは身の周りにあるんだということもよく知っている。ありがとね。