寒気の日々

寒気団の到来とやらで、一段と寒さが骨身に染みる一月の終わり、今日で、一月もおさらばだ。

年のはじめに展示が終わり、少し気が抜けて、ゆったりペースだなと勝手に思い込んでいたが、二月が来るし、春はだんだん、たしかに近づいてきている。三月には展示を控えているので、また新たな制作の日々をおくらねばと気を引き締めた。

その場所と、今の自分と、目の前にある木と、想像したり、感じたり、同じようでも、毎回違う気持ちで向かいたい。

お店の人のことは、つくるものそのイメージにとても影響があって、その人のこともよく分からないながら、こんな感じが好きなのかなとか、どんなことを大事にしているのだろうと想像したりもしている。

今はわかりにくい事や、伝わりづらいことでも、やってみたいと思いながら手を動かしている。そんな気持ちになれることが嬉しいこと。

なかなかうまく形にできなかった木と、向き合い方を変えたら、とても感じよく形になってくれた。こういうことがあると面白いよなと思うのだ。はじめて訪れる場所で、そんなものを見てもらえたらいいなと思っている。