納品

9月の終わりに、友人一家の元へテーブルを納品してきました。
現状のテーブルから一回り大きく、そして育ち盛りの子供たちがいるので頑丈にとのご依頼。
数年前に作ったローテーブルと合わせたナラ材の家具です。
家具を作るときは、木と木の相性を自然と意識します。
これは、いくつかの部材や木の板を組み合わせて作るからこそで、
ほんとうに自然に見えるように、そして魅力が出るようにと注力する部分です。
今回はナラの木のおおらかさ、包容力、雄大さを意識した選択をしました。
マイナスな部分として除かれてしまう節の部分を、悩んだ末に組み込んだ天板。
自然の表情としての魅力と、用途においての欠点(欠点は僕がこれからも面倒見ますので)
もちろんそれぞれがあるのだけれど
だんだんと暮らしの中に馴染んでいきながら、
家族のみなさんに、ときには気づきをくれると信じています。
時を経て、暮らしの中で少し雰囲気が丸くなり、味わいが増した家具と再会できることを
楽しみにしています。

今回もありがとう!