材料

栗の木の木取りを進める。
物を作る時、そのものに合わせて、
材料を見極めながらどの木をどういう風に使おうかと思惑する。
いろんな都合を優先することで、いつの間にか本来大事にしたいと思っていたことから
ずれてしまっていることがある。
知らないうちに、いや少し自覚しながら。
ここで立ち止まると、やっぱり違うなあ、なんかグッと来ないなあと気がつく。
目先の都合で選択したこと。
そうではなく、本当に自然に、まるで木が教えてくれたように
木が示してくれるようなときは、木工をしていてよかったなあと思う時。
出会った人や木に力を頂きながらだから、作り続けていける。
作らせてもらっていると思う。
木と出会いを濃くしたいと思ったのもそういうことかな。
今回仕入れたこの材料たちと、これから冬の時間を過ごしていこうと思います。