今週末は大阪へ、灯しびとの集いに5年ぶりに出展する。
第13回 堺クラフトフェア
灯しびとの集い 2023.12.2(土)/3(日)10時〜16時
大仙公園(催し広場)雨天決行・荒天中止 http://tomoshibito.org
・
第10回の記念の会だった当時はまだ器を作り始めたばかりで、本当に右も左もわからないような感じだった。出展者のほとんどが先輩方で、憧れて見ているような方もいて、勇気をだして声をかけてはお話しさせてもらった記憶はとても強く残っている。
今年は再びという経験がいくつかあり、この4、5年という月日でときがまた巡って来たそんな感じもしている。おかげさまで状況はいくらか変わったけれど、やっていることはたいして変わらないのかなあとも思う。
数年前に手に入れて、幾度か何を作ろうかと削ってみたり線を引いたりした栗の木が手元にあった。大阪の材料屋さんから仕入れた木で木目がとても美しい木。結局なかなか手をつけられず、仕舞い込んでいた。勿体ぶったり、なんだか恐々と感じる気持ちがあったりで、決心をつけられなったのだ。5年ぶりの大阪でとまた向き合う機会を得て、今回はかたちになりました。
数年前に引いた線と、今引いた線、人が見ればほとんど変わらないけれど、それは重なることはなく、今だからできることなのかなと感じた。
銘木といわれるようなそんなに特別な木ではないのだけれど、しばしば気持ちを強く動かされる木に出会うととても嬉しくなる。一つ一つに向き合う気持ちがあれば、それはきっとどの木でも同じなのかなとも思う。