今年の春は早足ですすむ。
さくらと、新緑と、桃の花、鶯と鳥の囀り、一気にわあーっとひらいた。
いのちの爆発の季節。以前観た星野道夫さんの写真展でのアラスカの春を思い浮かべた。あれに比べればささやかではあるけれど。
近くの自然に花が咲き、新芽に出会うと、こんなとこにも、あんなところにもあの木が、この木があったのだと気づきなおした。
きっと毎年忘れて、同じように思い出しているのかもしれない。
同じように繰り返すこといろいろなことのなかに、忘れたり、思い出したり、出会いなおして、新しく気がつくことがある。
そういうことが少しでもあって、気持ちがちょっと動く、巡ることはなんだか嬉しいなあと思う。